インフラ先端技術コンソーシアム

会員専用ページ
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コンソーシアム概要
名称
インフラ先端技術コンソーシアム
設立年月日
2020年4月1日
設立目的
社会課題であるインフラ維持管理に関わる技術を必要とする産官学の機関が集い、相互の交流を通して分野横断型のネットワークを形成することを目的として、インフラ先端技術コンソーシアム(以下「本コンソーシアム」を京都大学大学院工学研究科に設置する。
活動内容
  • ① 本目的に関する国内外の先端技術動向に係わる情報提供年に複数回
  • ② 会員間の交流機会の提供
  • ③ 本目的に関連する講演会、勉強会等の講義の提供など
構成
インフラ先端技術コンソーシアム 構成
分科会

橋梁分科会

我が国でこれまでに建設された多くのコンクリート構造インフラに関して、維持管理や国土強靭化の観点から、既設インフラを「使いこなす」ことが大きな社会課題となっている。一方で、インフラの多くを占める土木構造物においては、一般の設備のような減価償却がなされないことから、特殊な拠出が無い限り維持管理によって供用し続けなければならない。インフラ構造物が市民に対し安心感を与え、安定して社会を支えられるためには、“丈夫で美しく長持ち”することが求められる。言い換えれば、必要とされる時空間内において、構造物の種々の性能を制御できる技術が必要とされる。そのためには、「作ること」と「確かめること」の2種類の技術が必要とされる。特に、今後の建設量が減少している現在においては、既設構造物の健全性を「確かめること」すなわち、調査・診断技術の重要性が注目されている。

トンネル分科会

本分科会では、トンネルの点検調査、診断方法の現状と課題を整理し、2巡目以降の点検に向けて、管理者、点検者双方が望む調査診断技術について検討する。特に、覆工コンクリートのはく離・はく落の検出や、付帯設備の劣化診断に重点を置き、ICTやAI技術、自動点検システム、ロボット技術等を積極的に検討する。さらに、維持管理、点検業務の省人化、省コスト化、自動化をキーワードとする議論も行う。また、レーザー技術など非接触かつ遠隔で高速点検が可能な先端技術システムについても、具体的な実装を視野に入れた情報共有を行う。

ダム分科会

本分科会では、コンクリートダムの維持管理について、堤体ならびに主としてコンクリート部材で構成される洪水吐き等の付属設備の点検調査、診断方法の現状と課題を整理し、管理者、点検者双方が望む調査診断技術について検討する。特に、治水・利水の観点および大規模構造物の維持管理体系について、ダム構造物の性能および機能や健全性を合理的・経済的・効果的に把握するための調査手法、点検・診断フローについて議論する。

先端DX分科会

本分科会では、先端材料(炭素/アラミド繊維)の土木分野へのアプリケーション、センシング技術の現状と課題、およびビッグデータの解析手法や利用方法を整理し、管理者、使用者で情報を共有する。また、ICTやAI技術、自動点検システム、ロボット技術等を積極的に活用し、維持管理、点検業務の省人化、省コスト化、自動化をキーワードとする技術開発に関する議論を行う。上記の技術の実構造物実装を視野に、必要となる研究開発や考慮すべき規制、規格、基準類などの情報を共有する。

標準化分科会

コンソーシアム活動等で標準化が図れる事案が提言された場合に、アドホックで立ち上げられ、検討を行う分科会。

年間行事予定

問合せ先
(事務局)

〒615-8245    京都市西京区御陵大原1-30 イノベーションプラザ201
京都大学大学院工学研究科 社会基盤工学専攻 インフラ先端技術産学共同講座
伊東 ひさこ
TEL・FAX:075-383-2854 
E-mail:citi mail2.adm.kyoto-u.ac.jp


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